産婦人科専門医、婦人科スポーツドクター
高尾美穂 さん
愛知県生まれ。愛知医科大学医学部卒、東京慈恵会医科大学大学院修了。同大学附属病院産婦人科助教、東京労災病院女性総合外来などを経て、女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道の副院長。医学博士・産婦人科専門医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。ヨガ指導者。テレビなどのメディア出演、講演活動、Stand.fmで日々、メッセージを発信する「高尾美穂からのリアルボイス」など、多方面で活躍。著書は、『心が揺れがちな時代に「私は私」で生きるには』『人生たいていのことはどうにかなる あなたをご機嫌にする78の言葉』など多数。
私は30代後半くらいまで、一般的な産婦人科医としてはよくある多忙な毎日を送っていました。いつでもどこでも寝られるのが自慢で、外来の待合室にある長い椅子でも、電気が消えた外来終了後によく寝ていました。
病院の現場はすごく好きだったけど、睡眠時間の不足で、日中の集中力が明らかに落ちていることは自覚していました。その頃はまだ、今ほど睡眠の重要性に注目が集まっていませんでしたが、あらためて「睡眠医学」を勉強すると、人間は睡眠時間が足りないと、鬱になる、高血圧になる、糖尿病のリスクが上がる、とさまざまな弊害が出てくることを知りました。また、睡眠サイクルが一定ではないシフト制で働くと、女性は乳がん、男性は前立腺がんのリスクが高まる、という研究結果もあったのです。
これからの自分の人生を考えて、睡眠時間を確保するためには、働き方を変えなくてはいけないということに気づき、実行に移しました。
1日24時間という時間は、すべての人間に平等なもの。お金で買えないし、貯めておくこともできません。私は睡眠時間が最優先。24時間を3で割って、8時間は睡眠、8時間は仕事、のこりの8時間が自分の好きなことのための時間にしています。
私は、自分の睡眠を可視化するために、2016年から「Sleep Cycle」というスマホのアプリを使っています。寝る時に横にスマホを置いておくだけで、睡眠時の状態を記録してくれます。目が覚めた時に、よく眠れた! と思える時もあれば、ちょっとイマイチだな、という時もありますよね。その感覚と、「Sleep Cycle」のデータがだいたい合致すれば、納得感が得られます。
寝具やパジャマにもこだわっています。部屋は真っ暗にして、空気清浄機は、作動中のランプが目に入らないよう、壁に向けています。ベッドはキングサイズの大きなものを使用しており、ベッドの端1/3くらいの幅にタオルを敷いて、猫3人が寝るスペースを確保します。本当は、ベッドは1人1台で寝るべきで、他の人や犬や猫がいないほうがいいのですが、猫たちは一緒に寝たがるので、そこは妥協しています。
パジャマやシーツなど、肌に直接触れるものは、肌触りや素材を重視。まくらもカバーの上にいいタオルを敷き、毎日交換しています。
運動には自信があったのに、医師になって3年目のある日、転倒して足首を痛めてしまい、運動できなくなってしまったんです。何か体を動かせないかと思っていた時に、スポーツクラブでヨガのスタジオプログラムを見つけました。
運動には自信があるのに、私より運動ができなさそうな人が、私にはできないポーズをしていて、「この世界は何なんだ?」と思いました。ヨガに興味がわき、のめり込むように勉強したんです。
ヨガには「八支則」という哲学があり、「サマディ」という悟りの境地にたどり着くためのステップが示されています。はじめに、「自分がしないほうがいいことはしない」という段階があって 、その次に「自分がしたほうがいいことをする」。3番目でようやく「アーサナ」というヨガのポーズに入り、4番目に呼吸法が。この順番をみると、ヨガ哲学では、自分自身の行動をコントロールすることが先にあって、呼吸や瞑想、感情のコントロールよりも簡単だよ、と考えていることがわかります。この順番を追っていけばいい、という理にかなった考え方が、理系の私にはすごく理解しやすかったんです。
人生における、すべき順番がすっと自分の中に入ってきたことは、ヨガとの出合いによる大きなよろこびでした。生きていく中で、自分がよりよく変わっていくのは大事なことだし、自分の人生をよりよいものにできるのは、自分しかいません。周りの人を変えようとするより、自分が変わる方が早いんです。
でも、自分のことを変えられない人は多いのも事実。不安や心配を抱えているのに何もアクションを起こしていないって、すごくもったいないと思うのです。
1日の睡眠時間を8時間にする、1日に何千歩は歩くようにする、こういうことは今日からでもできるはず。新しいリップを買う、枕やマットレスを新調する、といったことでもいい。特に女性は、「自分に対して、自分でいいことができている」という感覚がものすごく大切で、これができていると前向きな気持ちが芽生えてくるものなんです。
もしも困っていることや不安なことがあるのなら、その原因が何なのかを考えて、戦略を立てて行動に移してみる。うまくいったらいいし、うまくいかなかったら戻ってもう一度考える。よくビジネスでいわれている「PDCA」(Plan:計画、Do:実行、Check:測定・評価、Action:対策、改善)みたいなものなのです。
人は変えられない、という事実は、一方で、人に期待しない、という淋しい見方になりがちですが、私はそうじゃないと思っています。世の中の一人ひとりが、いい人でいようという努力をすれば社会はきっとよくなるし、大変そうな人がいたら、その人を思いやれる気持ちや理解があれば、もっとみんなが生きやすくなると思うのです。
私は寝ている間に、バンザイ状態でうつ伏せ寝になるのですが、体が沈み込みすぎなくて、すごくいいですね!
今、家で使っているマットレスはもう少し固めかもしれません。枕もいくつか試してみましたが、「フラットピッコロ」は、頭をしっかり支えてくれるので、しっくりきます。
トッパーを重ねると寝心地がまた変わりますね。ふんわりとしていて、寝ないときでもここに居たくなります(笑)
マットレスって買い替えたいと思っても、処分が大変。マニフレックスはスプリングを使っていないので、極端な話、小さく切って可燃ごみとして出しても大丈夫ということを聞いて、環境に配慮した製品というところにも魅力を感じました。
表面はもっちりとした寝心地ながら身体にしっかりとフィット。
女性からアスリートにまで幅広く人気なマットレス。身体を横にすると、その肌当たりは驚くほどしっとりと柔らかく、それでいて沈み込んだ身体をしっかりとサポートして支え上げてくれます。
特殊な凹凸やカーブを省いた低めのノンシェイプ機能性デザインは、首元のシワが気になる女性にはピッタリのまさに"女優まくら" 。芯材の高反発フォーム<エリオセルMF®>は老若男女どんな体格でも関係なく頸椎にしっかりとフィット・サポートします。
マットレスや布団など、お持ちの敷き寝具に重ねるだけで寝心地を大幅にup するトッパー。芯材に使用されているエリオセルMF ®は人間工学に基づいた形状により、体型や寝姿勢に柔軟にフィットして一晩中快適さを保ってくれます。
様々な分野で活躍するエキスパートや著名なゲストを招き、ゲストのライフスタイルや価値観に焦点を当てて日常生活に活かすヒントを提供するマニフレックスの連載企画
他シリーズはこちらから閲覧いただけます!
表参道・大阪ショールームですべての商品をご体験いただけます。
ショールームに関してはこちらから