子どもの頃、庭や森で過ごす時間が大好きでした。木に登ったり、その時に咲いている花で何かを作ったり、常にDIYで遊びのアイデアを生み出していました。決まりがなく、自由でクリエイティブなその時間は、私にとって唯一無二の原体験。
近所の子どもたちを集めて「アップル学園」という名前の“学校”を作っていたこともあります。みんなが「アップル学園に行ってくる」なんて言うもんだから、近所の親御さんに怪しまれたりもしましたが(笑)。木登りを教えたり、食べられる花の種類を一緒に調べたりと、生きる知恵を分かち合う学校のような感じで。当時の私は、ただ楽しいからやっていました。人とスペックを比べてもきりがないのだけど、自然の中の経験は自分だけのもの。「人と比べて落ち込んでももったいないし、なんとかなる」というアイデンティティを育ててくれたのかなと思います。
就活でうまくいかないときや社会に出てから、失敗や困難に直面することもありましたが、明日には違う景色が見えるかもしれない。「こうじゃなきゃダメ」というものにハマらなかったら自信をなくしちゃうかもしれないけど、じゃあこうすればいいじゃんっていう部分を楽しんだりとか。ちょっと視点を変えるだけで、ほんとは楽しいはずなのにって思います。
私の口癖は「せっかくなら」。これは「めんどくさい」の対義語みたいなもの。だって、「めんどくさい」と思ったら全部やめたくなるけど、「せっかくなら」を口実にすれば、楽しむ理由に変えて何でもできちゃうような気がするんです。たとえば「せっかく冬の始まりだから〜」と言えば、それだけで何かを始めるきっかけになりますし。
毎日が忙しくて、まとまった休みを取ることが難しいことも多いけど、まとまって休めず、やりたいことができなかった時はどうする? そのストレスや、「今日は“捨て”な日だった」って思っちゃう方が悔しい。「そういう日もあるよね」と現実に向き合うことは大事ですが、それを”捨て”だとか”諦め”だとは思いたくないから、そんな中でも今日をどうしたら少しでも楽しくできるかを考えるようにしています。例えば、日中大変だったら夜に銭湯に行く、みたいな微調整するんです。
「せっかくなら」をキーワードにして、こうありたいと思う状態じゃなくても、些細なことをイベント化させる気持ちでいるし、どっちが楽しいかをいつも考えていますね。
私が「季節を楽しむ」ことを大切にするようになったのは、母の影響が大きいです。例えば、6月1日になると家中の食器の色を全部変えるようなタイプ。私は季節はそういう風に楽しむものなんだと思っていました。
季節が巡ってきて、何かを新しくする。そうすることで自分が何をしたいか、ということも棚卸しできます。季節は誰にでも巡ってくる平等なものなので、日常にワクワクすることがない時でも、がらりと変えられるチャンス! 例えば、「秋にはこれをやってみよう」「クリスマスシーズンだからこんな飾り付けをしてみよう」って、ただ季節に乗っかるだけでもいい。そういう小さな決断の積み重ねが、大きな決断にもつながっていく。ずっと思い悩んで何もしなければ、大きな決断はもちろん、小さな決断もできなくなってしまうと思うんです。
人生100年時代ってすごく長いですよね。どうせなら少しでも楽しい方がいいし、何もやらなくても生きてはいけるけれど、やると楽しいことを見つけたいんですよね。
今回の新刊は、私自身の経験や日常の中で感じた「楽しむこと」の大切さをまとめた一冊です。この本で特に伝えたかったのは、「視点を少し変えるだけで、楽しさが見つかる」ということ。同じ景色を見ても、楽しいと感じる人と、そうではない人がいる。その違いを生むのは、「楽しむための目線」を持っているかどうかだと思っています。
私は日常の中で「これとこれを組み合わせたらどうだろう?」と自分なりに楽しんでいます。それを本の中では「確かにそんな見方もあったのか」と思えるようなヒントとしてお届けしています。新しいことを提案しているわけではなく、すでに目の前にあるものをどう楽しむか、視点を少し変えるだけで日常が豊かになる、そんな考え方を共有できればと思っています。新しい発見というよりも、既に目の前にある「楽しみ」をどう見つけ、どう活かすかを一緒に考えるきっかけになれば幸いです!
私にとって睡眠は一日をリセットし、次の日を楽しむための大切なひとときです。そのため、どんなに疲れていても、必ずお風呂に入ってから布団に入りますね。湯船に浸かることで心も体もリラックスし、きちんと整った状態で眠りにつきたいんです。
人間にとって睡眠は絶対に必要なものだから、どこでも寝られるのかもしれないけど、気持ちよく、ちゃんと寝た方が次の日の自分にとっていいはず。シャワーだけ、というのもなくて、絶対に湯船にお湯を張っています。それに、寝る時間はすごく楽しみなので、どんなに酔っ払っていても、倒れ込むように寝たくない! 1回の睡眠を無駄にしてしまうような気がするんです。一日の終わりに、温かいお風呂と整った睡眠環境で心地よく過ごす。それだけで、日々が少しずつ豊かになる気がしますね。
“寝転んだ瞬間、肩の力がスッと抜けて、体が軽く感じました! 疲れがリセットされるようで、本当に気持ちがいいですね。これなら、朝起きたときのスッキリ感も変わりそうです。”
“触った感触もしっかりとした張りがあって、とても気持ちが良いです。デザインもかわいいですし”
“裏面は、さっき触った面よりもしっかりとした感触がありますね。どちらも一晩寝てみたい気分です。両面で感触が違うから、今日はどっちで寝ようかなという楽しみが増えますね!このまくら(フラットピッコロ)もとても気持ちがよくて、肩も首もいい感じ。ぜひ家でも使ってみたいです”
“中身のストラクチャが本当に美しいですね。触っているだけで心地よく、癒されます(笑)”
“マットレスがこんなに小さくパッケージされるなんて・・・しかも軽さに驚きです”
“マニフレックスの寝具を使ってみて、一番に感じたのはその快適さ。特にこの新商品はウェーブの形状が横になった時に体をしっかり支えてくれて、ストレスを感じることがなくなるのが印象的でした。横向きで寝ても、仰向けで寝ても、どちらも自然な姿勢でリラックスできる心地よさに驚きました。
さらに感銘を受けたのは、マニフレックスのスタッフの熱意。製品に妥協がなく、360度どこをとっても理由がしっかりしています。その思想がプロダクトに現れていることが、働く人たちの自信や誇りにつながっているのだと実感しました。
商品そのもののクオリティだけでなく、それを支える情熱やこだわりが、ユーザーにまで伝わっているのが素晴らしいなと思いましたし、“これはファンになるな“と。
私もぜひ、使用してみたいと思います!”
様々な分野で活躍するエキスパートや著名なゲストを招き、ゲストのライフスタイルや価値観に焦点を当てて日常生活に活かすヒントを提供するマニフレックスの連載企画
他シリーズはこちらから閲覧いただけます!
表参道・大阪ショールームですべての商品をご体験いただけます。
ショールームに関してはこちらから