現代生活に便利で不可欠なビニール袋やペットボトル、ストローなどが、使い終わった後にプラスチックごみとして発展途上国に輸出され、その先で不当な形で捨てられています。その量は年間で3憶トン、その内の800~1200万トンは海洋へと流出しています。それらのプラスチックは、中・大型の海洋生物がそのままの形で飲み込み、生態系に大きな影響を及ぼしています。また、波や太陽の紫外線により細かく砕かれたプラスチックは、数ミリサイズの「マイクロプラスチック」となって小さな魚貝の体内に入り、食物連鎖の中で人間の口にも運ばれています。現代人の体内にはクレジットカード4~5枚のプラスチックが存在していると言われています。プラスチックを加工する際には様々な添加物が一緒に使用されており、それらがもたらす人体への影響が問題視されています。ところが、寝具業界においては今なお一般的な枕の芯材として、特に使う人に合わせてその中身を調合する「オーダー枕」サービスでは、プラスチックパイプ=ストローが主原料として広く使われている他、糸状のプラスチック繊維を固めた「高弾性素材」を使用した敷寝具も、沢山流通しています。海の豊かさを守るためにも、プラスチック素材不使用の製品を選ぶことが大切です。
海の生態系に対するプレスチックの影響が深刻化する中、「オーダー枕」の中材にはプラスチックパイプ材が使われている
マイクロプラスチックの危険性を伝えるマニフレックスの広告
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